今日は桃の節句です。
我が家も孫が初節句を迎え、
母性がそのままにありのままに
心から至福を許すことを喜び祝いました。
日本の赤、日の丸の赤
この赤は唯一の赤
世界からも注目されています。
彩が出せないからです。
紅花と月ヶ瀬の鳥梅の自然界の錬金により生みだされる発色です。
シャネルはこの発色の口紅にチャレンジしました。
が、やはりなかなか難しいようです。
その技法は紅の鳥梅染色
~古来より、口紅や着物の染色にと使われてきた紅の伝統的な染色技法は複雑で
紅花の花びらから抽出した赤い色素、落ちた梅の実を煤でいぶし乾燥させた
鳥梅「うばい」の酸性液で中和しながら発色させていきます。
かつて京の都で口紅や着物の需要があった時代には、
鳥梅は米よりも高値で売れていたため
各地でこぞって作られていましたが、
化学染料の普及により次第にその需要量は減少し
現在では鳥梅を製造できる職人は全国でも唯一、
月ヶ瀬だけとなりました。
月ヶ瀬では、現在でも昔ながらの方法にこだわり植物染を
行う職人の手によって紅花染は守られ続けられており、
東大寺お水取りの伝統行事にも使われています。~
(月ヶ瀬活性化協議会の資料より)
今日、CD(RADWIMPS/Mountain Top Shap Of Miracle)が届きました。
そのジャケットのデザインは、
まさにこの日本の彩の錬金が描かれています。
空海は、楊貴妃の深い深い母性を孤独の虫に覆われたその奥に
見出し、日本に招きました。
なんという采配でしょうか。
船に独りその手に握りしめた母性を
唐より日本へ招き入れた、、それが密教の神髄ではないかと
思うのです。
今、この瞬間に空海がその手に握りしめた
母性のDNAを秘めた紅が解き放たれる
そんなイメージがひろがります。
2018/3/3 桃の節句によせて code:Y